私たちは皆様の人権を尊重し、質の高い医療を提供します。

外科

1.当科の特色

消化器外科を専門とする3人の外科医により診療を行っています。虫垂炎、ヘルニア(脱腸)、胆石症、痔などの良性疾患や、胃癌、大腸癌などの悪性疾患(がん)を主に扱います。手術治療を中心に、化学療法(抗がん剤)や放射線療法を組み合わせた集学的治療を行っています。近年は腹腔鏡下手術も積極的に行うことにより、侵襲を小さく(痛み等の負担が少なく)、早期退院が可能となってきています。

また、がん患者の方の疼痛・苦痛に対する緩和医療も、非常勤医の緩和ケア科医師やがん性疼痛認定看護師や多職種による緩和ケアチームと連携して取り組んでいます。

2021年度の主な手術症例数

外科手術症例 137件 腹腔鏡症例数
胃切除術 6 6
大腸・直腸手術 25 23
肝胆膵悪性腫瘍手術 3
胆嚢摘出術 27 27
虫垂炎 13 13
痔・直腸脱 13
鼠径ヘルニア 15 11

2.スタッフ紹介

所属医師 専門医など
熊野 達也(外科系診療部長) 日本外科学会専門医、日本消化器外科学会専門医、日本消化器外科学会認定消化器がん外科治療認定医、 日本内視鏡外科学会技術認定医(胃)、日本胃癌学会代議員、京都府立医科大学臨床教授、緩和ケア研修修了
前田 知人 日本外科学会専門医、日本消化器外科学会専門医、日本消化器外科学会認定消化器がん外科治療認定医、緩和ケア研修修了、JATEC(外傷初期診療)コース修了

3.現在の詳細欄

  1. 当外科は「日本外科学会外科専門医制度関連施設」、「日本消化器外科学会専門医制度関連施設」、「日本がん治療認定医機構認定研修施設」、「日本大腸肛門病学会関連施設」に指定されています。
  2. 消化器がんの外科治療を中心に、手術経験の豊富な医師が高度で安全な外科手術を行なっています。
  3. 腹腔鏡手術のような身体への負担が少ない手術から、高度進行がんに対しては必要に応じて拡大手術を行ない、全国的な治療指針に従って抗がん剤や放射線を併用した集学的治療を行なっています。
  4. 当院は「地域がん診療連携拠点病院」の指定を受けており消化器内科医、放射線治療医、化学療法チーム、緩和ケアチーム、病理医との緊密な連携体制を整備しています。
  5. 当院はNCD(National Clinical Database)参加施設です。