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ご挨拶

 与保呂川沿いの桜並木(千本桜)も満開となり、見頃を迎えております。新しい年度の始まりに気持ちも新たにしていきたいものです。申し遅れましたが、私は、令和8年4月1日付で舞鶴医療センター院長を拝命いたしました、藤 信明(ふじ のぶあき)と申します。就任にあたり、自己紹介も兼ねて、一言ご挨拶を申し上げます。

 私は平成2年に京都府立医科大学を卒業後、公立南丹病院(現京都中部総合医療センター)、京都府立医科大学附属病院、京都府立与謝の海病院(現京都府立医科大学附属北部医療センター)、京都第二赤十字病院、済生会京都府病院(現京都済生会病院)にて消化器外科医として勤務してまいりました。

 舞鶴医療センターは明治34年、舞鶴鎮守府の海軍病院として創設され、今年で125年目を迎えます。戦後、引揚患者の上陸第一病院に指定され引揚者の収容治療を行いました。その後、厚生省に移管され国立病院として、国の政策医療を推進してまいりました。時代の変遷とともに求められる医療の形も変化し、国立病院機構として、京都府北部地域の中核病院として地域医療を支え、発展してまいりました。現在では、周産期医療、脳卒中医療、がん医療、精神医療を中心とした医療を展開し、舞鶴市内だけでなく京都府北部、福井若狭地方など広範囲から患者さんが来られており、また、診療所の先生からのご紹介を頂いております。

 しかしながら、現在のわが国の地域医療を取り巻く環境は大変厳しいものがあります。少子高齢化が急速に進む中で、コロナ後の受療行動にも変化がみられてきており、地方の病院では患者数の減少により、病院経営が立ち行かなくなるところも出てきている状況で、当院も例外ではありません。また、この地域では人口流出などの要因もあり、医療従事者の確保も大きな課題となっています。地域医療を支える「人」の確保が困難な状況では、地域の中核病院としての責務を果たす事が難しくなります。

 このような状況から、将来にわたり持続可能な医療提供体制を築くため、3年前から舞鶴市長を中心に関係者で協議が行われております。令和7年2月には「舞鶴市における持続可能な医療提供体制の実現に向けた協議開始にかかる基本合意書」を締結し、舞鶴市内の4つの公的医療機関の再編統合の協議が進んでおります。私も今後、その委員として話し合いの場に中心的に関わる所存であり、地域の皆様が今後も安心して医療を受けられる環境を整えるための最善の策を考えていきたいと思います。

 とは申しましても、地域の医療は日々動いています。さまざまな課題がある中でも日々の診療はしっかりと地に足をつけて行っていかなければなりません。今後も舞鶴医療センターはこれまでと同様、地域に根差し、信頼され、選ばれる病院づくりに職員一丸となって努力してまいります。引き続き、皆様からのご支援、ご協力の程よろしくお願い申し上げます。

令和8年4月         
独立行政法人国立病院機構   
舞鶴医療センター院長 藤 信明