病院のご案内

院長室

院長写真 地域でもっとも信頼される病院に

ご挨拶

新年のご挨拶

独立行政法人国立病院機構     
舞鶴医療センター 院長 法里 高

新年明けましておめでとうございます。
皆様におかれましては、輝かしい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
また、平素より、当院の病院運営、日常診療におきまして、ひとかたならぬ御高配にあずかり、深く感謝申し上げます。

 さて、令和6年を振り返りますと、まず挙げられるのが元日に発生した能登半島地震です。発生直後の1~2月にかけて、当院からも医療班を派遣し、避難所での診療支援活動を行ってまいりました。被災地では一部地区で9月に発生した豪雨による被害も重なり、1年近くが経過した現在でも厳しい状況が続いていると報道されておりますが、一日も早い被害の復旧、復興を願うばかりです。また、8月には宮崎県で震度6弱の地震が発生し、気象庁より南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」が初めて発表されました。幸い南海トラフ地震の想定震源域におけるマグニチュード7.0以上の大きな地震は発生しませんでしたが、災害訓練に対する積極的な取り組みや、医療材料・飲食料の確保等、災害時に病院機能を維持するため、平常時より十分な備えが必要であると、改めて実感した1年でありました。

 また、昨年度開催された「持続可能な地域医療を考える会」や、「地域医療シンポジウム」で議論された内容を踏まえ、本年度、新たに「舞鶴市医療機能最適化検討会議」が発足いたしました。昨年度メンバーである舞鶴市長、舞鶴医師会長、公的4病院長に加え、京都府立医科大学北部医療センター長と、データ分析等を担当する舞鶴市地域医療政策アドバイザーを招き、すでに4回の会議が開催され、経営面のシミュレーションや、各医療機関職員に対するアンケート調査を行い、その内容を踏まえた医療機能の再編統合案が提示される等、舞鶴市の医療提供体制についてより具体的な将来像が示されつつあります。加えて11月から12月にかけて、公的4病院職員向けの舞鶴市による説明会も開かれており、当院でも12月19日に開催されました。70名以上の参加があり、当取組について職員の関心が高まっていると感じています。令和7年1月以降の動きとしましては、昨年と同様に1月26日には地域医療シンポジウムが開催され、広く市民の方々に取組状況を説明させていただくこととなります。

 今後も関係機関と連携を取り、市民の方々とともに舞鶴市における最適且つ持続可能な医療提供体制について検討し、それを実現する一助となれるよう、職員一丸となって取り組んでまいりますので、引き続きご指導、ご鞭撻の程、何卒、よろしくお願い申し上げます。